猫と恋人とTakato。

三十路が語るあれやこれや。

ブログを読んで下さった皆様へ。

Takatoです。

LGBTの事を知りたいという気持ちで始めたブログですが、1ヶ月経ちました。早いものですね。皆様のお話を読んで思ったのは、

素直に始めて良かったなという事です

実は1ヶ月だけ様子を見て、続けるかどうかを決めようと思っていました。

今まで書く事はありませんでしたが、ブログを始めたのも実は理由がいくつかあります。

LGBTに無知な自分が恋人に相応しいかどうかが疑問だった

自分もパンセクシャルなのでどちらかというと皆様と同じ立場にいるのですが、やはり違いはあります。恋人に何か傷付けるような言動を取っていないかと心配になる時があるのです。

特に、自分は異性とも恋愛をしてきたので恋人としては不安要素でしかない。彼とのコミュニケーションで色々知ってきましたが、情報としてもっと知りたい、理解したいと思って始めたのがこのブログです。

ブログを通じて、沢山の方のLGBT体験に触れました。

恋人は昔の事は多く語ろうとしません。今でも興味はあるのですが、きっと辛い思いも沢山してきたのだと、皆さんに触れる事で察する事が出来ました。今では彼が自分から話してくれるまで、いつまでものんびり待とうと思います。そこに気付かせてくれた皆様に感謝していますし、尊敬もしています。

ブログでは辛い思い出を赤裸々に綴っている方も沢山いらっしゃいます。本当は思い出したくない、封印した記憶を掘り起こす作業は精神に負担の掛かる作業です。

ですが、とても良いことだと思っています。

それは「重く暗い場所にいる過去の自分を、少し明るい場所に移してあげる作業」。とても勇気のいる優しい作業です。

これからも色んな思いを綴っていくであろう皆様にですが、一つお勧めしたいのが「掘り起こす際にはシャベルやピッケルなどではなく、手袋で優しく少しずつ掘り起こしてあげて欲しい」という事です。

より時間は掛かりますが、上で大きな音を立ててしまっては怖がってしまいますよね。そして再会できた日には、そこにいるご自分を優しく抱きしめてあげて下さい。

異性愛者であり、LGBTの恋人を持つ現パンセクシャルの自分の目線がもしかしたら少しは役に立つのではないかと思った

異性愛者は異性愛者の気持ちしか分かりません。同じようにLGBTの辛さはLGBTにしか完全に理解できない事。パンセクシャルも独特の気持ちはありますが、両方を理解しやすいという利点を持つのは元ノンケであり、パンセクシャルの良いところだと個人的に思います。

無論、それは皆様LGBTにとってキツイ事を言ってしまう事もありました。中には「こいつ、なんか嫌いだな」とか「どっちつかず」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。異性愛者の中には「結局男と付き合っている気持ち悪い奴」「余計な事を」と思われた方もきっといらっしゃると思います。

ですが、異性愛者さんの意見で真っ当なのも多くあり、LGBTの主張も間違っていないものも数多くあると思っています。これを読んで下さった方の双方への理解が少しでも深まればと思い、始めたのがこのブログです。

無論、それを覚悟の上で色んなことを記事にして投稿をしては怖かった事もありました。顔も晒すのは怖かったです。

晒す決意に至った理由ですが、やはり双方にきつい事を言う可能性がある以上、自分から顔を晒す事である種の責任を持ちたいと思ったからです。

居場所や本名、職業などは知り合いや恋人に迷惑が掛かる可能性を考えてこれからも伏せます。そこだけは申し訳なく思っています。

海外からでもLGBT応援活動が出来ないかと思ったから

現在海外住まいで、恋人も職場や家族のこともあり自身の事は秘密にしています。そんな場所でおおっぴらに活動するのはリスクを伴うし、自分も全ての環境でオープンにはしていません。

なので、活動のグラウンドを遠く離れた日本にしようと思ったのがきっかけの一つです。何よりも日本語なら言葉にしやすいし、自分も育ちは日本なのでシンパシーも感じやすい。日本では結婚もまだ認められていないので、歯痒さという意味では日本の方が上。

それ所以にきっと多くの悩みがあり、少しでも話を聞いてあげられたらと思いブログを始めました。

もし、少しでも皆さまの力になれれば嬉しく思います。

ブログは続行しますので、これからも「猫と恋人とTakato」をよろしくお願いします。

追記: 以下のメールにて、LGBTの方&読者様限定で個人メールを受け付けております。時差で返信が遅れるかもしれませんが、お話だけでも聞けるかと思います。個人情報は自分も伏せておりますので、皆様も気になさらず、気が向いたら送ってください。

メール: Takato_blog@hotmail.com